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本学から5つのプロジェクトが「国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))」に採択! ~国際共同研究の更なる発展に期待~

 2020年10月、本学の研究者が代表をつとめる5つのプロジェクトが「国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))」に採択されました。

 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))は、学術研究の発展に必要な国際共同研究を実施することにより、独創的、先駆的な研究を格段に発展させることを目的とするものです。海外で国際共同研究を実施し、我が国の研究者が国際的なネットワークの中で中核的な役割を担うことにより、国際共同研究の基盤の構築や更なる強化に資することを目指しています。さらに、若手研究者の参画も要件となっており、国際的に活躍できる研究者の養成や、国際共同研究の基盤の中長期的な維持?発展への期待も込められています。

 本学からは、自然科学分野から人文?社会科学分野にわたる多様な研究が採択され、総合大学としての研究力が評価される形となりました。

※先生方へのインタビュー記事をFacebookに掲載しています。併せてご覧ください。 

採択された研究の紹介

「アフリカ古代湖産魚類の婚姻形態と子育ての多様化機構を生態?認知?脳から探る」?

【代表】理学研究科 安房田 智司(アワタ サトシ) 准教授

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https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20KK0168/

 私は魚類の繁殖戦略を研究テーマとしています。今回、アフリカ東部に位置するタンガニイカ湖(世界で2番目に古く、南北670kmに細長くのびる大きな湖)に生息するカワスズメ科魚類の協同繁殖(親以外の個体が子育てに協力する繁殖システム)を含めた多様な婚姻形態を研究することによって、協同繁殖種の(1)生態、(2)認知、(3)脳の融合研究に取り組み、ヒトを含む高次脊椎動物の社会を包括的に理解することを目指しています。

?【Facebook】https://www.facebook.com/701240349961745/posts/3721331504619266/

「脱グローバル期の多国籍企業における国際拠点の連携と再編」

【代表】経営学研究科 石井 真一 教授

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https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20KK0028/

 私は、製品開発の国際化や企業の海外直接投資、企業間提携に関する研究を進めています。今回の研究では、自国至上主義の台頭や国家間安全保障体制の不安定化、移民問題の深刻化、さらに腾博会国际娱乐_腾博会游戏大厅-【官方授权牌照】の世界的流行により、国境を越えた人?物の移動や人々の協働が大きく制約される状況のもとで、どのような多国籍企業の国際拠点の編成や連携が行われるのかを分析し、多国性企業の新たな運営体制や優位性?存続可能性について明らかにします。

【Facebook】https://www.facebook.com/701240349961745/posts/3711391805613236/

「東アジア型社会開発モデルの構築に関する国際比較研究」

【代表】都市研究プラザ 全 泓奎(ジョン ホンギュ) 教授

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https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20KK0041/

 当研究室では貧困や排除、そして社会的包摂に関する実践的研究を行っています。本研究では、4つの東アジアの国や地域(韓国?中国?香港?台湾)における社会的不利地域を対象とし、各国の若手研究者間の交流を含む共同研究の実施を通して、当該地域問題の解決に向けた「東アジア型社会開発モデル」の構築と国際共同研究の基盤を形成することを目的としています。また、研究から得られた知見を具体的に地域現場に応用するよう積極的な社会還元に関わる都市間交流のプラットフォーム形成も目指しています。

https://www.facebook.com/701240349961745/posts/3687586894660394/

「Teacher Education for Global Welfare in Post Nation State Era(ポスト国民国家時代のグローバルな福祉のための教師教育)」

【代表】文学研究科 辻野 けんま 准教授

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https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20KK0048/

 難民や移民などマイノリティとされてしまう人々が、国民国家を基礎づけてきた公教育の課題をどう映し出すのかを明らかにしようとしています。国境を超えて移動する人々は、国内の研究では対象にされにくいため、(1)EU圏内外のケース(ドイツ、トルコ、キプロス)、(2)島国のケース(日本、ニュージーランド)、(3)大陸国のケース(カナダ、アメリカ)と分類し国際共同研究を行います。マイノリティが教師教育の制度―経営―実践の連なりにおいてどう問題化されうるかに焦点をあてています。

【Facebook】https://www.facebook.com/701240349961745/posts/3719018481517235/

「光触媒活性サイトその場分析法開発に関する国際共同研究」

【代表】人工光合成研究センター 吉田 朋子 教授

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https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20KK0116/

 当研究室では、資源?環境?エネルギー関連の諸問題の解決に貢献するべく、触媒?光触媒を研究?開発しています。今回、私の留学先でもあったイタリアのUniversity of PadovaのGiovanni Matti Professorの研究チームと連携することとなりました。
 本研究では、放射光分光学や触媒化学を専門とする日本側研究グループと、サイト選択的発光分祈や電子顕微鏡による高空間分解マッピングを専門とするイタリア側研究グループとがチームを組み、反応中の活性サイト遷移状態を追跡する分析法を構築することを目指しています。

【Facebook】https://www.facebook.com/701240349961745/posts/3687964177955999/